みなさんは人生の目標をもっているでしょうか?

もったほうがいいってなんとなくわかってるけど…なかなか考える機会も暇もないですよね。
本記事では、次のような方に向けて目標がないデメリットと、目標の立て方について詳しく解説します。
子どもの頃は勉強や部活など常に点数や成績を付けられる機会が多く、「80点以上取る」「大会で優勝する」など目標をもちやすかったかもしれません。
ただ、大人になると具体的な目標をもちづらくなったことはないでしょうか?

確かに、100点とか優勝とかってなくなってきますからね。毎日同じような生活の繰り返しになって、ついつい惰性で生きてしまいます。
目標がないと生活が張りがなく、無気力になってしまう可能性があります。
もし今目標がなくて「なんとなく毎日がつまらない」「目標をもって充実した生活を過ごしたい」と考えている方は、本記事が参考になるはずです。
目標を立てるときのポイントや、具体的な方法、注意点などをわかりやすく解説しています。ぜひ参考に自分なりのゴールを設定して、毎日を充実させてみませんか。
本記事のポイントは次の通りです。

最初は小さなことからでも良いので、目標を叶えながら人生を充実させていきたいですね。
人生に目標は必要?目標をもつメリットとデメリット

特に目標を掲げなくても、人生は進んでいきます。「人生に目標って必要なの?」と感じる方もいるでしょう。ここでは、目標をもつメリットとデメリットについて解説します。目標をもつかどうかは自分次第ですが、メリットとデメリットを知っておいて損はないでしょう。
目標がなくても生きていける?その実情とは
人生に目標がなくても生きていくことは十分できるでしょう。実際、「人生に目標はいらない」と考える人は存在し、信念や価値観をもって日々を過ごしている人もいます。目標がなくても自分なりの満足感や幸福感を感じられ、問題なく生活できているケースも多いでしょう。

僕も具体的な目標をもっているかといえば、そうではありません。自分に合った環境で仕事や生活ができればいいかなぁという具合です。
日本では、「生きがい」をもっているかどうかの世論調査も行われ、「もっていない」「どちらともいえない」という人が一定数存在することがわかります。
「生きがい」の有無について全員に尋ねたところ、76.3%が「持っている」と回答し、「持っていない」7.5%、「どちらともいえない」15.5%、「わからない」0.7%を大きく上回る結果となった。男女別にみると、「生きがいを持っている」と回答した割合は男性で77.8%、女性で75.0%である。
引用元:一般社団法人 中央調査会|「生きがい」に関する世論調査(最終閲覧日2025年5月26日)
目標がないことが必ずしも悪いことではなく、問題なく生きている人も大勢います。結論としては、目標があってもなくても、自分が納得や満足ができる生き方を選ぶことが大切です。

たしかに、僕も最終的には自分が納得できればそれで良いと思います。
目標があると何が変わる?人生にもたらすメリット
人生に明確な目標がなくても生きている人は大勢いる一方で、もつことで次のようなメリットが得られます。
目標があると「今何をすべきか」が明確になり、時間やリソースの使い方が効率的になります。無駄な迷いや浪費が減り、日々を有意義に過ごせます。

確かに、フリーランスになって目標ができてからは、時間の使い方をかなり熟慮するようになりました。
小さな目標でもコツコツ達成していくことで、達成感や自己肯定感が積み重なります。自信がついてくると、さらに新しい挑戦や成長への原動力となるはずです。日々、目標の達成に向けてエネルギーを集中して達成感を得ることで、モチベーションを保ちやすくなり、人生の充実度がどんどん高まっていくことでしょう。

主体的に目標をもって、地道な努力を続けていく。人知れず努力を重ねることで、間違いなく自信がつきます。
目標をもつことは、人生に「意味」や「目的」を生み出し、日々の行動の指針になります。モチベーションや達成感、自己成長、時間管理、思考など、さまざまな面で人生を充実させる効果が期待できます。
目標をもつことの落とし穴とデメリット
目標をもつことにはさまざまなメリットがあります。一方で、落とし穴やデメリットと呼べる部分もあります。
高すぎる目標や達成困難な夢をもつと、強いプレッシャーやストレスの原因になる可能性もあります。挫折感を味わいやすくなり、逆に精神的な不安が大きくなるかもしれません。また、目標に集中しすぎると、健康や人間関係、休息などほかのこととのバランスを崩してしまう場合もあります。

時間もお金も体力も、何に使うかってほんとバランスがむずかしいです。でも、トータルで幸せにいるには、目標以外のことも大事にする必要があると思います。
失敗したときの自己否定や、ほかの可能性やチャンスに気づきにくくなる視野の狭まりも、目標をもつことの落とし穴といえるでしょう。過度な目標設定をせず、まずはできる範囲でコツコツ取り組み、ほかのこととのバランスと柔軟性を意識するのが大切です。
目標をもてず無気力に?人生の目標をもてない原因

目標をもてないまま過ごして、「なんかつまらないな…」と無気力になったことはないでしょうか?

あります。「このまま生きていて何の意味があるんだろう」って思うことがありました。
目標がないと、日々の生活に充実感や達成感がなく、同じような毎日を惰性で送ってしまいますよね。しかも、「目標をもてと言われてもどうしていいかわからない」という方も多いはず。ここでは、人生の目標をもてない原因についてまとめました。

まずはなぜ目標をもちにくいのか知って、当てはまるものがないか自己理解しましょう。
そもそも目標の必要性を感じていない
人生の目標をもてない理由のひとつに、「そもそも目標の必要性を感じていない」というものがあります。実際、「人生に目標がなくても良い」と考えている人は一定数います。
周囲が目標を語っているのを見ると、“自分もないとダメなのかな?”って焦る時もあるけど、なくて困ることもないんですよね…」(20代・男性)
引用元:Sirabee|絶対になくちゃダメ? 「人生に目標がない人」の意外な考え方とは(最終閲覧日2025年6月1日)

確かに、目標をもっていなくても充実感や幸せを十分に感じられることってありそうです。目標をもたないことで、肩の力が抜ける場合もありそうですね。
「そもそも目標がいらない」という人には、次のようなパターンが考えられます。
人生の目標をもたないと、必ずしも幸せになれないわけではありません。具体的な目標がなくても「こう生きたい」という信念に沿って行動することで、人生に充実感を得られることもあります。

僕もどちらかというと“こう在りたい”を大事に生きている気がします。目標を掲げると達成できないときのショックや、頑張り過ぎにつながることもあります。
また、今の生活に満足していれば、あえて新たな目標を掲げる必要もないのかもしれません。一方で、重要性を理解していないという場合には、目標をもつことで、より普段の生活や人生の充実度を上げられる可能性があるでしょう。
日々に追われて目標について考える時間がない
忙しさや日々のタスクに追われ、「人生の目標についてなんて考える時間がない」という方もいるでしょう。

日々を過ごすことに精一杯で「人生の目標」を考える時間も体力も残っていませんよね。
また、「忙しすぎて自分自身を振り返れない」ことが、人生の目標をもてない原因のひとつとして考えられます。自分自身を振り返る時間がないと、自分の価値観や興味がわからなかったり、世間体や他人の価値観に流された目標設定になったりしてしまいがちです。
自分に自信がない/過去の失敗にとらわれている
自分に自信がもてない人は、次のような思考に陥りやすく、何か始めても途中で諦めてしまう傾向があります。
過去の失敗経験や小さなミスを引きずってしまい、再び挑戦する意欲がわかず、目標を立てることすら諦めてしまうのです。

過去に大きな挫折をすると、どうしても自分を低く見てしまいますよね。僕もうつで働けなかったときは、「自分なんて何もできない」と卑屈になっていました。
自分に自信がなかったり、過去の失敗にとらわれていたりすると、「どうせまた失敗する」とネガティブに考えてしまい、目標を設定したり前向きに行動したりすることがむずかしくなります。
本音や価値観がわからず、何を目指せばいいかわからない
大人になるにつれて、「自分の本音や価値観がわからない」と感じる方も少なくないでしょう。目標は自分の信念や価値観、興味にもとづいて決まるものですが、自分の本音や価値観がわからないと、何を目指すべきかわからなくなってしまいます。

子どもの頃は本心のままに行動していた気がしますが、大人になると何が好きなのかはっきりしないときがあります。
本音や価値観がわからなくなる原因には、次のようなものがあります。
本音や価値観がわからない原因はさまざまですが、人生の目標をもてない大きな原因のひとつです。
固定観念や周りの目にとらわれている
常識や固定観念に支配されていると、「こうあるべき」「こうでなければならない」といった考えが強くなり、視野が狭くなってしまいます。結果的に、自分自身を多角的に見つめたり、本当の気持ちに気づいたりすることがむずかしくなってしまいます。

昔はよくありました。僕の場合は「仕事は一生懸命頑張らなければいけない」と思い込み、「疲れた、もう休みたい」という心の声を無視して、結局潰れました。
本心を無視した固定観念は、真の意味での人生の目標をもちづらくする原因になります。また、「自分にはできない」といった固定思考は、努力する力やパフォーマンスを落としてしまいます。
固定思考の人は学習や努力を避けるのに対し,成長思考の人は学習や努力に積極的である傾向がある.
引用元:川西 諭・田村 輝之|グリット研究とマインドセット研究の行動経済学的な含意ー労働生産性向上の議論への新しい視点ー|7ページ(最終閲覧日2025年6月1日)
固定観念や周りの目にとらわれすぎると、「キャリア選択の幅を狭める」「新しい挑戦を妨げる」といったことにもつながり、人生の可能性を制限することにもなりかねません。
目標を立てるときに役立つ「SMARTの法則」

人生を充実させるような目標を立てるのは、簡単なことではありません。どのように目標設定をすべきか悩む方もいるでしょう。ここでは、目標を立てるときに役立つ「SMARTの法則」というものを紹介します。
SMARTの法則を使うことで、目標が曖昧にならず、行動の方向性が明確になります。SMARTの法則という名前は、次の言葉の頭文字が由来です。
ここでは、SMARTの法則を活用して目標設定できるように、それぞれの項目についてわかりやすく解説します。

基準があると目標が立てやすいですね。実際に行動に移して達成できる目標を立ててこそ、人生が変わっていくと思います。
SMARTの法則①:Specific(明確、具体的)
「Specific(明確、具体的)」とは、目標を誰が見ても同じ認識をもてるほど、明確かつ具体的に設定することを指します。目標が抽象的だと、具体的にどのような行動をとるべきかわかりづらく、達成までの道筋も曖昧になりがちです。

「将来幸せになるためにお金を稼ぐ」という目標だと、幸せとはどういうことで、お金をどれくらい稼げば良いのかわかりづらいですよね。
「10年後に脱サラして旅行をしながら暮らすために、副業を始めて月5万円の副収入を目指す」といった目標だと、「将来幸せになるためにお金を稼ぐ」より具体的になります。達成基準が具体的になるほど、行動計画が立てやすくなり、目標達成が近づくでしょう。
SMARTの法則②:Measurable(測定可能、記録できる)
「Measurable(測定可能、記録できる)」とは、目標の進捗や多制度を、客観的な指標や数値で測定できる状態を指します。目標がどれだけ達成できたかを誰が見てもわかるように、数値や指標で表現することで、目標達成に向けた行動の効果を検証しやすくなります。

「収入を増やす」よりも、「収入を月3万円増やす」のほうが達成できたかどうか、判断しやすくなります。
測定できない目標は、達成したかどうかの判断がしにくく、努力や成果を正しく評価できません。測定可能にするには、数字を使って目標を立てると効果的です。
抽象的な目標 | 測定可能な目標 |
ダイエットを頑張る | 3ヵ月で体重を2㎏減らす。そのために、毎日30分ウォーキングして、週2回ジムに通う。 |
今年中に資格を取得する | 今年中に資格試験に合格するため、朝1時間、夜1時間勉強する。 |
貯金を増やす | 1年間で50万円貯金するために、副業で3万円稼げるようにする。給料からは毎月1万5千円貯金する。 |
目標を数値化・可視化できるように設定することで、達成状況を正確に把握し、適切な改善や評価が可能になります。
SMARTの法則③:Achievable(達成可能である)
SMARTの法則の「Achievable(達成可能である)」とは、現実的に達成できる範囲の目標を立てることを意味します。目標が高すぎたり、非現実的であると、モチベーションが下がり、挫折しやすくなってしまいます。

目標を立てた当初は張り切って「1日に本を3冊読む」なんて目標を立てても、数日でつらくなってやめてしまうのが目に見えます…。
もちろん、人によって得意不得意や使える時間が異なるため、同じ目標達成かどうかは変わります。ポイントは「頑張れば手が届く範囲」ですが、まずは無理のない範囲で目標を立てることで、モチベーションを保って継続しやすくなるはずです。

そういえば僕も「毎日5分筋トレする」って決めて、かれこれ2年以上継続しています。低いハードルだから継続できたんだと思います。
大きな目標でも達成可能な小さなステップに分解することで、ひとつずつ着実にクリアしやすくなり、最終的なゴールに確実に近づけます。
SMARTの法則④:Realistic(現実的である)
SMARTの法則の「Realistic(現実的である)」は、設定した目標が現実的に達成可能かどうかを重視する観点です。目標を単なる夢や理想で終わらせず、現実の状況やリソース、能力などを踏まえて無理なく実行できる目標であるか確認することが大切です。

「Achievable(達成可能である)」と似た意味ですが、「Realistic(現実的である)」という実現可能性や合理性に重点を置いたものです。
たとえば、「毎月3万PVのウェブサイトを、来月から30万PVに増やす」「フルタイムで仕事をしながら半年で資格を10個取得する」といった目標は、Realisticを踏まえているとはいえません。
「現状のリソースや状況を把握する」「具体的な行動計画を立てる」といったポイントをおさえて現実的な目標を設定することで、挫折感を避け、達成可能性を上げられます。
SMARTの法則⑤:Time-bound(達成期限がある)
「Time-bound(達成期限がある)」は、目標に明確な期限を設けることを指します。期限がない目標は、行動が先延ばしになりやすく、達成までの想像以上の時間がかかったり、途中でモチベーションが下がったりするリスクがあります。

日々の忙しさに追われて「あとでいいや」ってなりがちですよね。人生は有限。今できることはすぐに行動に移したいものです。
Time-bound(達成期限がある)を考えるには、次のようなポイントをおさえましょう。
Time-bound(達成期限がある)を意識した目標設定は、行動のスピードと質を高めるとともに、無理のないスケジュール管理にも役立ちます。
人生の目標を立てるときのポイント

人生の目標が大事だとわかっていても、いざ立てるときに具体的にどう考えるのがよいのか悩みますよね。ここでは、人生の目標を立てるときにおさえるべきポイントを解説します。ポイントをおさえて、現実的かつ達成しやすい目標を立てて、夢の実現に役立ててくださいね。
ポイントは次の通りです。
理想の自分をイメージして目標を立てる
理想の自分をイメージして目標を立てることは、人生の目標設定において大切なポイントです。目標設定の前段階として「理想の自分=ビジョン」を描くことから始め、逆算して具体的な方法を立てるのがおすすめです。
目標が自分の本当に望む姿や価値観と一致しやすくなり、目標達成のモチベーションが高まります。理想の自分をイメージする際のポイントは、次の通りです。

突拍子がなくても良いので、まずは自由にイメージしてみましょう。自分の本心に気づくのは意外とむずかしいので、日常的に感じた本心をメモしても良いです。
上記のような方法を組み合わせて、理想の自分をより具体的にイメージしましょう。
小さな成功体験を積み重ねるスモールステップ法
人生の目標を立てるときの重要なポイントのひとつとして、小さな成功体験を積み重ねるスモールステップを意識することが挙げられます。最終的に大きな目標を達成するために、ステップを細かく分解し、ひとつずつクリアしていく方法です。
小さな目標をクリアするごとに達成感や成功体験が得られるため、モチベーションを維持しやすく、途中で挫折しにくくなります。

いきなり大きな目標に向かってしまうと、そもそも何をしたら良いのかわからないし、「あ、無理だな」と絶望してしまいますよね。
スモールステップ法を活用する具体的な手順は、次の通りです。
- STEP1最終目標を明確に設定する
何を、いつまで、どのように達成したいかを具体的に言語化する
- STEP2目標を細分化する
- 最終目標から逆算し、達成までの道のりを小さなステップに分解する
- 「ちょっと頑張ればクリアできるレベル」に設定するのがポイント
- STEP3スケジュールを作成する
各ステップに締切や期限を設け、進捗管理をする
- STEP4ステップをひとつずつ実行する
- 細分化したタスクを順番にこなしていく
- むずかしい場合はさらに細分化したり期限を見直したりして、無理なく進めるのがポイント
- STEP5成功体験を積み重ねる
- スモールステップを達成するごとに達成感を味わい、自己肯定感やモチベーションを維持する
- 達成を見える化したり、「今日はこれができた」と一日の終わりに振り返るのもおすすめ
- STEP6適切な報酬を設定する
- ステップや最終目標を達成した際には、自分にご褒美や報酬を与えることで、モチベーションを維持する
- お金や物だけではなく、自己評価や周囲からのフィードバックも有効
たとえば、「1年で100冊読書する」という目標では、次のようにスモールステップ法が活用できます。
- 100冊を12ヵ月で割って、1ヵ月あたり、1週間あたりの冊数を出す
- 1冊が平均200ページとすると、1日あたり何ページ読む必要があるのか割り出す
- チェックリストや読書記録アプリを使い、読んだ冊数やページ数を記録して達成感を味わう
- 「1冊読んだら好きなスイーツを食べる」など、小さなご褒美を設定してモチベーションを維持する
- 月末や週末に進捗を確認し、無理があればペースや目標を見直す
「ちょっと頑張ればできるレベル」の目標を設定することで、心理的な負担を減らし、行動を習慣化しやすくなるのでおすすめです。
価値観・経験・強みをもとに目標を設計する
人生の目標を立てる際には、価値観・経験・強みをもとに設計することも大事。人生の目標を見つけるためには、まず自分の価値観を深掘りすることが大切です。過去から現在までの価値観や強みを整理することで、自分が本当に叶えたいことを見つけやすくなります。

「価値観を深掘りする」と言われてもわかりにくいですよね。具体的に次のような手順を踏むのがおすすめです。
- STEP1過去の経験を書き出す
「好きなこと」「嫌いなこと」「大切にしているポリシー」「座右の銘」など。テーマごとに自分の考えや経験を紙に書き出す
- STEP2「なぜ」を繰り返し問いかける
書き出したことに対して「なぜそれが好きなのか?」「なぜそれを大切にしているのか?」と自問し、本質的な価値観に迫る
- STEP3価値観の一覧リストを作る
価値観のリスト(誠実さ、好奇心、協力、情熱など)から共感できるものを選び出し、自分が大切にしている価値観を可視化する
ロールモデルや周囲の意見をヒントにする
目標が見つからないときは、身近なロールモデルや周囲の意見を参考にするのがおすすめです。
憧れる人や尊敬できる先輩の行動や考え方を観察し、「自分もこうなりたい」と思える部分を具体的に書き出しましょう。

著名人などでなくても、自分の身の回りの尊敬できる人でもOKです。
また、友人や家族からのアドバイスやフィードバックも、自分の強みや課題を客観的に知るヒントになります。他人の経験や価値観を取り入れつつ、自分らしい目標に落とし込むことで、より現実的で達成しやすい目標設定が可能になります。
人生の目標を設定するときに注意すべきポイント

人生の目標を設定する際は、ただ漠然と目標を掲げるのではなく、その目的や意味をしっかり意識することが大切です。ここでは、人生の目標を設定するときに注意すべきポイントについて解説するので、ぜひ参考に自分らしい理想の目標を設定してくださいね。
目標の本来の目的を見失わない
目標を設定するときは、その本来の目的を見失わないことが重要です。目標は単なる数字や達成項目ではなく、「自分がどう生きたいか」「どんな人生を送りたいか」という大きなビジョンや目的を実現するための道しるべです。

本来の目的を見失うと、何のために努力しているかわからなくなってしまいます。
目的を意識せずに目標だけを追いかけると、途中でモチベーションを失ったり、達成感を得られなくなったりすることもあるでしょう。目標設定の際は、常に「なぜこの目標を立てるのか」「この目標が自分の人生にどう役立つのか」を考えることが大切です。
重要なことにしぼって目標を立てる
目標を立てる際は、あれもこれもと多くの目標を掲げるのではなく、自分にとって本当に重要なことに絞りましょう。目標が多すぎると集中力が分散し、どれも中途半端になりがちです。

使える時間もエネルギーも限られていますからね。一点集中が大切です。
まずはやりたいことや達成したいことをリストアップし、優先順位をつけて本当に大切な目標だけを残しましょう。重要度の高い目標に集中することで、達成への道筋が明確になり、モチベーションも維持しやすくなります。

やりたいことのなかから「やらないこと」を決める方法もおすすめです。
やりたいことをすべて書き出したら、「緊急度」と「重要度」の2軸で分類し、本当に自分の人生や成長にとって価値が高いものを優先します。

優先順位が明確になり、本当に大切な目標だけを残すことが可能です。
目標は信頼できる人にだけ共有する
目標ができると誰にでも話してしまいがちですが、信頼できる人だけに共有することが大切です。無責任なアドバイスや否定的な意見は、あなたのやる気や自信を奪う原因になります。

「それは無理でしょ~」「現実見なよ」とかいってくる、いわゆる“ドリームキラー”も存在するみたいですからね。
信頼できる相手なら、前向きなサポートや建設的なフィードバックが得られ、目標達成へのモチベーションを維持しやすくなります。他人の評価に左右されず、自分らしい目標を大切にしましょう。
他人と比較や周囲の評価に流されない
目標がないと感じるときほど、他人と自分を比較してしまいがちですが、それは本来の自分の価値を見失う原因になります。周囲の評価や流行に流されて目標を立てても、心から納得できず、途中で挫折しやすくなります。

「周囲からの同調圧力で自分の判断を曲げてしまう」という研究結果もあるようです。
集団圧力が個人の判断に強い影響を及ぼすことを示しています。被験者たちは、自分の目で見た明確な答えがあるにもかかわらず、周囲の全員が異なる答えを示すことで、自分の判断に疑念を抱くようになりました。
引用元:COACHING-L|アッシュの同調行動実験とは?人はなぜ集団に同調するのかを徹底解説!(最終閲覧日2025年6月25日)
自分にとって本当に大切なことに集中し、自分自身のペースで目標を見つけていくことが、無気力から抜け出す第一歩です。「目標がない」と悩むときこそ、自分軸を大切にしましょう。
自分らしさを大切に生きることについて、次の記事も参考になるでしょう。
目標がなくても前向きに生きる方法とは?

目標がないと「このままでいいのか」と不安になることもありますが、焦る必要はありません。目標がない状態でも、今できることや小さな楽しみを大切にすることで前向きに生きる方法もあります。
ここでは、今目標がなくても焦らなくて良い理由と、目標が自然に見つかるまですべきことを解説します。

無理に目標を立てても、自分の本当の気持ちとはずれてしまうこともありますからね。焦らず、じっくり見つけていきましょう。
今は目標がなくても焦らなくていい理由
「目標がない」と感じて不安になる必要はありません。人生の目標がなくても、日々の体験や自分と向き合う時間を大切にすることで、自然と前向きに生きる力が養われます。目標が見つかるタイミングは人それぞれで、無理に探そうとすると逆に心が疲れてしまうことも。
今は焦らず、日常の中で小さな楽しみや興味を見つけることが、後の目標発見につながります。

たとえば、次のようなことで毎日の小さな楽しみや興味を積み重ねましょう。
日常に新しい挑戦や振り返りの時間を取り入れることで、目標がないと感じる時期でも小さな楽しみや興味を見つけ、前向きに過ごす助けになります。
目標が自然に見つかるまでにすべきこと
「目標がない」と感じているときは、無理に目標を探そうとせず、まずは自分と向き合う時間を大切にしましょう。小さな行動を積み重ねたり、目標を持っている人の話を聞いたりすることで、新たな刺激や気づきが生まれます。
また、自分の得意なことや好きなことを見つめ直すことで、自然と目標が見えてくることもあります。焦らず、日々の経験や出会いを楽しみながら、自分らしい目標を探していきましょう。

やりたいことって見つけるのが意外とむずかしいんですよね。無理して見つけようとせず、「降ってくるのを待つ」くらいの感覚で大丈夫です。
無気力を抜け出す!目標を見つけて理想の人生を目指そう
本記事では、次のような方に向けて、人生の目標をもつ重要性や見つけ方について解説しました。
本記事のポイントは次の通りです。
目標がないと人生に不安や無気力を感じやすくなりますが、焦る必要はありません。日常のなかで小さな楽しみや興味を見つけ、自分と向き合う時間を大切にすることで、自然と自分らしい目標が見えてきます。
無理に目標を探すよりも、今できることに集中し、前向きな気持ちを持ち続けることが、充実した人生への第一歩です。

僕もまだまだ目標が明確ではない部分もあるので、一緒に探していきましょう!
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