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「自己管理能力」という言葉は知っていても、具体的になにを指すのかなかなか浮かばない人も多いのではないでしょうか。

「時間の管理」「健康の管理」くらいは浮かびますが、あとは意外と出ないかもしれません。
本記事では次のような方に向けて、自己管理能力の具体的な内容から、高める方法まで解説します。
自己管理能力を身に付けることは、とても大切です。仕事の生産性を上げたり、精神的な安定をもたらしたりします。人間関係や信頼関係の構築などにも役立ち、自己管理能力を高めることで生活や人生の質が向上するといっても過言ではありません。

僕もフリーランスになってから自己管理能力がすごく高まった感じがします。
本記事では、自己管理能力の概念から、高い人・低い人の特徴、自己管理能力を高める方法まで具体的に解説します。自己管理能力を高めて、生活の質を高めたり、目標を達成したりして人生を充実させましょう。本記事のポイントは次の通りです。

自己管理能力を一緒に高めていきましょう!
今なぜ「自己管理能力」が注目されているのか

近年、「自己管理能力」が非常に注目を集めています。
多様で柔軟な働き方が普及すればするほど、一人ひとりの自己管理能力が重要になってきます。また、企業も従業員任せにせず、勤怠や就業状況など、これまでとは違ったテレワーク時代の新しい労務管理の手法が求められます。
引用元:ON the UMEDA|テレワーク時代に必須のスキル、セルフマネジメント力(自己管理能力)(最終閲覧日2025年5月7日)

確かに最近はテレワークやフリーランスなど、色んな働き方が出てきていますね。
今「自己管理能力」が注目されている背景には、次のようなものがあります。
リモートワークやフレックスタイム制など、従来のオフィス勤務に縛られない働き方が広がり、自分でスケジュールやタスクを管理する必要が高まってきている現代。働き方改革により、長時間労働よりも、効率的に仕事を進める能力が求められています。少子高齢化による人手不足の影響も、生産性重視に拍車をかけている要因です。

一人ひとりの生産性を上げることが、会社や生活、国を支えることになりそうです。
また、AIやテクノロジーの急速な進化や社会情勢の変化により、常に新しいスキルを学び続け、自発的に行動できる人材が求められています。仕事だけでなく、日常生活のなかで自分の体調やメンタルを管理する力も重要視されています。

僕もそうでしたが、メンタルを崩す人って実はかなり多い気がします。特に日本は。
自己管理能力はあらゆる面でプラスにはたらく重要な力

自己管理能力は、仕事・プライベート・人間関係・健康など、さまざまな面でプラスにはたらく重要な能力です。ここでは、どのような面で自己管理能力が必要なのか解説します。できているもの、できていないものをチェックしてみてはいかがでしょうか。

えーと、僕もできていないものが結構ある気がします…(笑)
自己管理能力①|健康管理
「健康管理」は自己管理能力の代表格といってもいいでしょう。大量を整え、良好な健康な心身を維持することで、仕事や勉強、日常生活で本来のパフォーマンスを発揮する土台となります。

体は管理できる気がするけど、心の管理がまだできていません(笑)
基本的な健康管理として、次のようなものが挙げられます。
体調不良やメンタル不調があると、自己管理能力が十分に発揮できず、仕事や学業、家事などの効率が落ちる原因となります。

メンタル不調だと、効率どころかそもそも動けなくなるんですけどね(泣)
自己管理能力のなかでも、土台となるものといっても良い健康管理。本来の能力を発揮して生活、人生を豊かにするために意識してみてはいかがでしょうか。
自己管理能力②|時間管理
時間管理は自己管理能力のなかでも特に重要な要素です。時間管理能力が大事な理由は、次の通りです。
時間管理を行うことで、仕事や学習の優先順位を明確にし、限られた時間を有効活用できます。仕事の締め切りに追われたり、長時間労働に陥ることを避け、心身ともに安定しやすくなるはずです。

計画も立てずにがむしゃらに仕事をしていたら、うつになったのが僕です。
時間管理ができると日々の仕事や家事、育児だけではなく、自分のスキルアップや新たな挑戦のための時間も捻出しやすくなり、自己成長につながります。生産性を上げ、自分の可能性を広げる時間をつくれると、生活全体の充実感が上がるでしょう。
自己管理能力③|感情管理
感情管理は自己管理能力の大きな要素であり、仕事や人間関係、心の健康などあらゆる面でプラスにはたらきます。

はい、疲れてくると感情のコントロールができないのも僕です。
感情を管理することで、次のようなメリットを得られます。
感情をコントロールできる人は、感情に任せた言動が減り、衝突や対立を回避しやすくなります。周囲との信頼関係やコミュニケーションが円滑になり、良好な人間関係を構築しやすくなるのです。
冷静な判断と行動ができる点も、感情を管理するメリットといえます。感情に流されず、その場にふさわしい行動を選べるため、仕事や日常生活でのミスやトラブルを避けやすくなるのです。

疲れてるときって感情が前面に出て、突拍子もない判断をしがちですよね…あれ、僕だけ?
精神的な安定を保ちやすくなったり、自己成長のためのモチベーションを維持しやすくなることも、感情を管理する大きなメリットです。
自己管理能力④|お金の管理
生活を維持するためには、どうしてもお金は重要です。お金の管理ができることで、経済的な安定や信頼の構築、ストレス軽減など人生のさまざまな面でプラスになります。

わかってる。わかってるんだけど…割愛したいくらいですが、頑張って書きます(泣)
お金を管理するメリットは、次の通りです。
収入や支出を把握し、無駄遣いを防いだり、計画的に貯金や投資を行うことで、経済的な不安を軽くできます。また、お金にルーズな人は人間関係をうまく築けなくなる可能性もあるでしょう。金銭管理がきちんとできることで、周囲からの信頼も得やすくなります。

お金の貸し借りは怖いですよね。僕は一切しないようにしています。ローンはあるけど(泣)
経済的な不安があると、常にストレスを抱えることになります。心の健康を守る意味でも、金銭管理は重要です。さらに、自己投資や将来の目標達成のために使えるお金があると、自分の可能性を広げ、人生を豊かにすることにも繋がります。
自己管理能力⑤|目標の管理
みなさんは、日々の生活のなかで目標を立てて行動しているでしょうか。

はい、目標を立てたつもりが気づいたら惰性になっている人間です。
目標の管理は、自己管理能力のなかでも重要な要素です。目標管理ができると、さまざまなメリットがあります。
小さくでも良いので、自分で目標を立てると主体的に行動しやすくなります。

目的があれば、そこに向かって行動を選べますからね。
明確な目標は、モチベーションの維持にもつながります。日々の行動に意味を感じやすくなり、やる気が続きやすくなるでしょう。目標達成のために、時間の使い方や方法を考えるようになり、効率化にもつながります。
目標を達成することで、日々に充実感が得られ、自分を認めやすくなることも大きなメリットです。

ナビは目的地があるから、最適なルートを考えたり、必要な情報をくれたりするんですよね。僕の人生もナビして欲しいくらい。
自己管理能力⑥|情報整理力
意外かもしれませんが、「情報整理力」も自己管理能力ではとても大事なものです。情報整理力が必要な理由は次の通り。
情報整理力が高いと、時間や体力、精神力といったリソースを効率的に使えます。重要な物事に優先順位を付けやすくなり、仕事や家事などをスムーズに進められるでしょう。また、必要な情報のみを収集することは、最短で目標に近づくために重要です。

必要のない情報ばかりを集めているから、なかなか目標に近づけません。
情報の収集や整理がうまくできることは、論理的思考や問題解決能力の向上にもつながります。
情報を手にしたときに論理的思考で情報を捉えられれば、情報の取捨選択が的確に行えるようになり、自分に必要な情報を素早く見抜いていくことが可能になります。
引用元:flouu|情報整理力を鍛えるたった3つの方法!仕事で必要な思考と能力(最終閲覧日2025年5月9日)
情報整理力は自己管理能力の重要な位置を占め、時間管理や目標管理と並んで、事故の行動を効率的にし、成果を上げるために欠かせない力といえるのです。
自己管理能力⑦|責任の管理
自己管理能力には、「責任の管理」が含まれます。

責任の管理?なんだかいまいちわかりづらい…
上述した「時間の管理」や「目標の管理」といった自己管理をすることで、自分を自律的にコントロールしやすくなります。自分をコントロールできるようになれば、仕事や家事など日常のさまざまな場面で、自分の行動や役割に責任をもつ姿勢が養われるのです。また、責任を果たすためには、セルフコントロールが必要にもなります。

ほかの自己管理能力と循環している感じですね。確かに自分のことをまったくコントロールできない人に、責任を果たすのはむずかしいかもしれません。
責任はほかの自己管理能力のように、数字で結果が見えたり、体調に表れたりするものではありません。ただ、「責任感があるから自己管理能力を身に付ける」「自己管理能力があるから責任を果たせる」といったように両輪で作用するのです。
あなたの自己管理能力は?今すぐできる簡単セルフチェック

「自分には自己管理能力がある!」と自信をもって言える方はどれくらいいるでしょうか。普段意識していないと、自己管理ができているかどうかピンとこない方も多いでしょう。ここでは、自己管理能力をはかるための、簡単なセルフチェック方法を紹介します。
自己管理能力度チェック項目
自己管理能力度をチェックする質問は次の通りです。

まずは自分の自己管理能力がどれくらいか、客観的に把握することが第一歩です。今は自己管理がなかなかむずかしい方でも、後半で紹介する自己管理を高めるためのポイントをおさえれば、自己管理能力を高めていけます。

ちなみに僕は43点で一応「自己管理能力は高い」に入るようです。ただ、疲れたときの感情のコントロールはまだ苦手です(泣)
仕事や学業、プライベートの充実のために、ぜひ自己管理能力をセルフチェックして、改善を続けてみてはいかがでしょうか。
自己管理能力が高い人の特徴8選

自己管理能力が高い人には、決まった特徴があります。ここでは、自己管理能力が高い人の特徴を8つ解説。自己管理能力が高い人の特徴を知ることで、今の自分をどのように変えていくべきかわかりやすくなるでしょう。
自己管理能力が高い人の特徴は、次の8つです。

先ほどのセルフチェックと合わせて、自分の自己管理能力を確かめてみましょう。
具体的な目標がある
「具体的な目標がある」ということは、自己管理能力が高い人の特徴です。自己管理能力が高い人は「理想や目標が明確」「将来なりたい姿を明確にしている」など、具体的な目標をもっています。

目標をもっていると、いかに達成するかを自然に考えるようになりますからね。
具体的な目標をもつことで行動が計画的になり、効率を考えるようになります。また、モチベーションも維持し安kうなり、やるべきことを優先して取り組むことが可能です。目標を達成することで、モチベーションがアップし、さらに自己管理能力が高まるはずです。
計画性があり時間を有効に使う
自己管理能力が高い人の特徴として、「計画性があり時間を有効に使う」が挙げられます。無駄な時間を減らして効率的に仕事や生活を進めることができ、目標達成や生産性の向上につながるのです。

確かに僕も個人事業主になってから、目標の収入に向かってどう時間を捻出して、効率アップできるか考え続けています。
計画性をもって行動し、スケジュールやタスク管理を徹底することで、自己管理能力もさらに高まっていくでしょう。
健康的で規則正しい生活を意識している
健康的で規則正しい生活を意識していることは、自己管理能力が高い人の特徴といえます。適切な食事や運動、休養を行い、体調を整えるために時間とお金を投資している人は、体調を崩しづらく、継続して高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。

僕もメンタル的に落ちることがないように、睡眠や運動など規則正しい生活に気を遣っています。
自己管理能力が高まると、さらに生活や健康をよりよくする方法を自然に考えられるようになり、生活全体の質や満足度が上がっていきます。
自分の弱みや課題を理解している
自己管理能力が高い人は、自分の弱みや課題をしっかり把握している傾向にあります。自分の性格や能力、行動パターンなどを客観的に認識し、改善すべき点も把握しているため、より現実に合った目標設定や行動設定が可能です。

僕も自分の苦手や弱みを知った結果、今のフリーランスという仕事にたどり着いています。弱みに合わせて、環境を変えたり、自分を管理するのは大切です。
自分の弱みや課題に気づいていないと、成長の機会を逃したり、同じ失敗を繰り返してしまうでしょう。自分の弱みや課題を認識することは、目標を立てたり、自分を律する出発点ともいえます。自己管理できる人は、弱みや課題を受け止めて、改善に取り組む姿勢ができているのです。
感情をコントロールして冷静に対処できる
自己管理能力は、時間や目標、建国だけでなく感情をコントロールすることも含まれます。自己管理能力が高い人は、怒りや不安、ストレスといったネガティブな感情をコントロールし、冷静に物事を進められます。

ぐ…感情をなかなかコントロールできない僕にとっては、すごくむずかしい。どうやったら冷静になれるんだろう。
感情をコントロールできる能力は、自己成長や対人関係、リーダーシップの発揮にも直結します。ちなみに、感情をコントロールする具体的な方法には、次のようなものがあるのでできることから取り入れてみてはいかがでしょうか。
感情のコントロールができる人は、自分自身を客観的に見直し、同じ状況に陥らないように行動や考え方を改善することも得意です。

僕は何か感情が揺さぶられそうなときは、「どうでも良い」を心のなかで唱えまくって気分を落ち着かせています。
いずれ、自己管理能力が高い人は、感情も上手にコントロールできる傾向にあります。
一時的な誘惑に負けない
自己管理能力が高い人は、一時的な誘惑に負けず、目標ややるべきことに向かって集中できます。特に現代ではスマートフォンやYouTubeなど、誘惑が多いですよね。楽しむことは悪くありませんが、目標を達成するためには優先順位が大切です。

スマホで色んなコンテンツを楽しめる時代ですからね。目標をしっかりもっていないと誘惑にはすぐ敗北しそうです。
周囲からの誘いをすべて受けるのではなく、自分にとって必要なものを選んだり、やるべきことを先送りせず実行したりできることも自己管理能力が高い人の特徴です。
お金を計画的に使える
お金を計画的に使えることも、自己管理能力が高い人の特徴です。

わかってる。わかってるんだけど、計画的に使えないときがある…。
「月にどれくらい使っているのか」「収支のバランスが取れているか」といったことを考え、収入の範囲内で計画的にお金を使えます。また、自分に本当に必要なものを見極め、無駄遣いしないことも、自律できているからこそ可能です。

僕もなるべく無駄遣いしないように気を付けていますが、そのストレスが溜まるときもあるんですよね。バランスがむずかしい。
ちなみに、次のようなポイントに気を付けることで、お金の無駄遣いを減らせるでしょう。
感情や衝動に流されずに、計画的にお金を使う・貯めることで、自分にとって本当に必要なことにお金を使える自己管理力が高い人に近づけます。
日々の振り返りを習慣化している
自己管理能力が高い人は、日々の成果や行動を振り返り、目標達成に向けてどれくらい進んでいるかを確認します。日々の改善点を見つけ、修正できることも自己管理能力が高い人の特徴です。

振り返り過ぎることはつらい面もありますが、寝る前にでも毎日を振り返って、良かったことや改善点を見つけることで成長につながります。
【3good things】2025/5/10
— あごら@専業webライター (@agora_mental) May 10, 2025
・朝から家族で温泉に行ってさっぱりした
・新しくできたカフェで飲んだコーヒーがおいしかった
・疲れが溜まってたけど、爆発せずにほどよくイライラを出せた
イライラを我慢しすぎない。ほどよく出して良いときだってある😌
(食べてから写真撮りました) pic.twitter.com/Xuj3gYTzJB
計画や健康面、時間やお金の使い方を振り返り、目標達成に向けて必要な改善をしていきます。細かいことですが、毎日積み重ねることによって自己成長や、自己管理能力が高まっていくはずです。
自己管理能力が低い人に共通するパターン7選

「自己管理が苦手」という人も少なくないでしょう。
僕もできている部分と、なかなかむずかしい部分があります。体調管理には特に気を遣っていますね。
ここでは、自己管理能力が低い人に共通するパターンを7つ紹介します。当てはまっているからといってダメなわけではなく、どれも改善可能なものなので、まずは今の自分の現状を知るために役立ててみてください。
明確な目標がなく途中で投げ出しやすい
自己管理能力のなかの、目標の管理が苦手な人は、何に力を注ぐべきかわからず途中で投げ出してしまう傾向にあります。目標が設定されていなかったり、曖昧だったりすると、自己管理のための強い動機がもてないのです。
明確で測定可能な目標設定と前向きなフィードバックが、貢献意欲とモチベーションを高め、組織としての生産性や満足度の向上につながるとしています。
引用元:引用元:Schoo for Business|目標設定理論とは|現場のモチベーションを上げる目標設定のポイントを解説(最終閲覧日2025年5月11日)

目標設定って曖昧になりがちですよね。僕もつい面倒くさくて「毎日頑張る」とか「できることをやる」みたいなざっくりしたものになりがちです。
明確な目標をもつことで自分の進捗や成果を客観的に把握でき、モチベーションを維持しやすくなります。明確な目標がないと、途中で投げ出しやすくなってしまうことを覚えておきましょう。
スケジュール管理が苦手で時間にルーズ
自己管理能力が低い人は、スケジュール管理が苦手で時間にルーズな傾向があります。自己管理能力が低いと、計画性がなく、時間の使い方がうまくいきません。仕事の締め切りを守れなかったり、遅刻や寝坊を繰り返してしまいます。

学生の頃はよく遅刻を繰り返していました。今でも締め切りを守れないことがたまにあります…。まだまだ自己管理能力を高める必要がありますね。
スケジュール管理が苦手だと、時間の使い方だけでなく、体調管理やモチベーション管理も低下してしまうでしょう。
感情に振り回されやすい
自己管理能力が低い人は、感情のコントロールがむずかしく、振り回されてしまうこともしばしば。ネガティブな感情が表に出やすくなります。心に余裕がなく、日々のちょっとしたストレスやプレッシャーに反応して、感情の起伏が激しくなりがちです。

まずは心に余裕をつくることが大切ですよね。わかってはいるけど、いつの間にかいっぱいいっぱいになっていることがよくあります。
一度感情が爆発してしまうと、気持ちの切り替えが苦手で、ネガティブな感情を長く引きずってしまうでしょう。冷静な判断や行動がむずかしくなり、周囲にも悪影響を与えてしまいます。

爆発した後に、自己嫌悪でしばらくダウンする僕です。同じような方も結構いるんじゃないでしょうか?
自分で決めたルールに例外を作りすぎる
自己管理がむずかしい人は、自分で決めたルールを守らず、そのときの気分や誘惑に流されて例外をつくってしまいます。例外が多くなると、すべてが中途半端で終わりやすく、自己管理がさらにむずかしくなります。

明確な目標設定があるかどうかにも、大きく関係してそうですね。
自分にごほうびをあげる「例外の日」を作ることは大事ですが、それ以外にも例外を増やしてしまうと、目標を達成したり求めている成果を得たりするのがむずかしくなるでしょう。
体調やメンタルヘルスへの関心が低い
みなさんは普段、体調やメンタルヘルスに気を配っているでしょうか。

僕はうつをもっているので、体調にはかなり敏感なほうだと思います。
自己管理能力のなかには、体調やメンタルヘルスの管理も含まれています。体調やメンタルヘルスへの関心が低いと、不調のサインに気づきにくくなり、気づいたときには体調不良や精神的な不調を起こしてしまいます。

普段から意識していないと、「まだやれる」ってつい無理をしてしまいがちなんですよね。
結果的に日常生活や仕事のパフォーマンスががくっと落ち、目標や継続していたことを途中であきらめざるを得ない状況になってしまうのです。
自己肯定感が低くモチベーション維持がむずかしい
自己管理能力が低い人は、自己肯定感も下がりがちで、モチベーションの維持がむずかしくなります。目標が曖昧だったり、達成感を得られる機会を自ら放棄してしまったりするため、自分に自信をもちにくく、やる気が続かなくなってしまうのです。

もちろん、自信がなかったりやる気が出なかったりすることは誰にでもあるし、必ずしも悪いことではありません。ただ、目標や成果を達成しづらくなるのも事実です。
目的や目標がないと、自己管理の必要性を感じにくく、つい誘惑に負けて臨んだ姿から遠ざかってしまいます。そんな自分に嫌気がさして、自己否定やモチベーション低下につながってしまうのです。
お金や物の管理が苦手
自己管理能力には、目標や健康面だけでなく、お金や物の管理も含まれます。自己管理能力が低い人は、お金や物の管理が苦手な傾向にあります。収入と支出を把握せず、衝動買いや無計画な買い物をしてしまい、予算オーバーしたり不必要なものが増えたりしてしまうでしょう。

衝動を抑えるのはなかなかむずかしいですよね。欲しいものは無限に出てきますが、まずは収入の範囲内で楽しめることを探したいものです。
整理整頓といった物の管理も、自己管理能力が低い人は苦手で、物の把握をしづらくなります。必要な物をなくしてしまったり、すでにある物をまた買ったりしてしまうでしょう。結果的に使うお金も増え、計画的な支出もむずかしくなります。
自己管理能力を高める方法で人生を豊かにしよう

自己管理能力を高めることで、自分をコントロールして目標に向かって努力しやすくなります。心や時間にも余裕が生まれ、精神的に疲れることも少なくなるでしょう。ここでは、自己管理能力を高める方法について解説します。

ぜひ参考にして、なりたい自分や達成したい目標に近づきましょう。
自己管理能力を高める方法は、次の通りです。
目的や目標を明確にする
自己管理能力を高めるには、具体的な目標を設定して、行動することが大切です。
目標は誰かに与えられるよりも自分で設定した方がコミットメントの度合いも高くなり、モチベーションにも好影響を与えます。
引用元:RMSmessage vol.32 2013.08|自己管理力を高めるモチベーション学|2ページ目(最終閲覧日2025年5月12日)
ポイントは、「目標を自分で設定する」ことです。誰かに与えられる目標ではなく、主体的に目標を明確にすることで、自分自身を動機付け、やるべきことを具体的に把握できるようになります。

誰かに与えられた目標でも一定のモチベーションを保てるようですが、やはり限界があります。
目標設定によりモチベーションを維持しやすくなる。モチベーションが維持できると、時間やお金、健康の管理などの自己管理能力も自然と高まり、主体的な行動やセルフコントロールが促進されるのです。

でも、目的とか目標ってどうやって明確にすればいいんだろう…。
目的や目標を明確にするには、次のような順序で考えるとよいでしょう。
- なぜその行動を行うのか、最終的に何を実現したいのか言語化する
- 目的を達成するための具体的な行動を示す
- 進捗を定期的に確認し、目標や行動計画を修正する
目標を立てる際には、次のポイントをおさえることで、より効果的な目標設定ができます。
まずは小さな目標をつくる練習から始めて、ゆくゆくは長期的な目標を設定して、生活全体を改善していくと人生がどんどん豊かになっていくでしょう。
具体的な計画やリストを作成する
自己管理能力を高める方法として、「具体的な計画やリストを作成する」ことがあります。タスクや予定をリスト化して計画を立てることで、やるべきことの漏れや忘れを防ぎ、効率的な時間管理が可能です。

僕もよくGoogleカレンダーを使って、予定や仕事の納期を管理しています。すぐに見られるようにしておいたり、通知がくるようにしたりしておくと忘れにくくなりますよ。
具体的な計画やリストを作成する方法には、たとえば次のようなものがあります。
- やるべきタスクを具体的にリストアップする
- 仕事やプライベート、プロジェクトごとなどに分類する
- 各タスクをいつまでやるか期限を設定する
- 「重要度」「緊急度」でタスクに優先順位を付ける
- 優先順位の高いものからタスクを実行し、終わったものは削除する
やることをできるだけ具体的に書き出すことがポイントです。たとえば、「仕事のスキルアップ」よりも、「営業に関する本を1週間後までに1冊読む」といった具合です。必ずしもデジタルで管理する必要はなく、手帳など自分に合った方法で管理しましょう。
生活リズムを整える
自己管理能力、特に体や心の健康を管理するためには、生活リズムを整えることが大切です。生活リズムを一定に保つことで、健康状態が安定し、やるべきことへのパフォーマンスが上がります。規則正しい生活は心の余裕も生み出し、感情のコントロールにもつながります。
メンタルヘルスとかかわる生活習慣や良好な睡眠は、将来の良好な心理的状態を生み出す資産やレジリエンスとしての働きをもち、その改善は、心理療法や理学療法とは別の側面からの、メンタルヘルスケアや一次予防の方策の1つとなる可能性があ。
引用元:精神神経学雑誌 第125巻 第1号(2023)|生活習慣と睡眠の問題が精神的不調に与える影響についての縦断的分析|12ページ(最終閲覧日2025年5月13日)
生活リズムを整える方法として、次のようなものがあるでしょう。
生活リズムを整えることで、体調不良や疲労による効率低下を防ぎ、計画的に行動しやすくなります。目標達成に向けて、やるべきことに集中して取り組めるようにもなるはずです。

僕も睡眠には特に気を付けています。毎日21時には寝て、4時頃起床です。確かに昔よりもだいぶメンタルが安定してきた感じがあります。
自分を客観的に評価する
「自分を客観的に評価する」ことも、自己管理能力を高めるために大切な要素です。自己管理能力が高い人は、自分の強みや弱み、行動パターンや思考の癖を客観的に把握し、改善点を見つけて修正できます。

自分を客観的に知っていると、自分に合った行動や環境を選びやすくなります。文章を書くのが嫌いなのに、ブログを書き続けるのは結構なミスマッチですよね。
自分を客観的に評価する方法は、次の通りです。
「16personalities」なんかは手軽に性格診断ができて、結構当たっている感じがするので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
定期的に自分の行動や成果を振り返ることで、課題を明確にし、よりよい改善につなげられます。主観的な判断だけではなく、客観的な視点で自己評価することで、より自分に合った現実的な目標設定や取り組みができるでしょう。
継続できることを見つける
自己管理能力を高めるために、継続できることを見つけるのは有効です。自己管理能力を高めるには、達成可能で継続しやすい目標や行動を見つけ、日々積み重ねるのが効果的とされています。
達成可能で、継続的な目標を立てることで、モチベーションを維持しやすくなります。小さな成功体験を積み重ねることで、自己管理能力が向上します。
引用元:CARPEDIA|自己管理とは?自己管理能力を高める方法を東大生が解説(最終閲覧日2025年5月13日)
何かを継続するには、行動の習慣化が必要です。習慣化するためには、時間や体調などの自己管理が必要になります。つまり、何かを継続できると、自然に自己管理もできるようになっているのです。
習慣にするものは、無理がない、そして生産性がないものでもOKです。
まずは小さな目標を立てて継続できたら、ほかにも継続できるものを探すと良いでしょう。

僕は筋トレを毎日5分、2年くらい続けたら体がだいぶ変わってきましたよ。やっぱり良い変化が起こると、嬉しいものです。
継続できることを見つけると、モチベーションの維持や行動のルーティーンがしやすくなり、結果的に自己管理も習慣となって定着しやすくなります。
時間の使い方を意識する
時間管理は自己管理能力のなかでも大切なスキルです。効率的に時間を使い、計画的に行動することで、生活や仕事をスムーズに進められます。たとえば、次のようなことを意識すると良いでしょう。
また、時間管理能力は自己効力感(自分ならできるという感覚)やメタ認知能力(自分を客観視する力)と深くかかわっていることも、研究で明らかにされています。
時間管理能力は、他のどのような特性と関係しているのだろうか。これらの3つの測度はいずれも自己効力感と有意に関係しており、時間管理能力があると高い時刻力感を有しやすいことを示唆している。
引用元:広島大学心理学研究 第2号 2002|時間管理能力と自己効力感,メタ認知能力,時間不安との関係|8ページ(最終閲覧日2025年5月13日)

時間の使い方がうまくなると、成果を出しやすくなったり、充実感を感じやすくなったりします。僕もフリーランスになってからは、時間の使い方をかなり真剣に考えるようになりました。
時間の使い方を意識して計画的に行動することは、自己管理能力を高める基本といえ、日々の生産性や満足度の向上につながります。
自分で判断・決断する習慣を身に付ける
自分で判断したり、決断したりすることは、自己管理能力を高めるために重要です。

なんで自分で判断することが、自己管理能力を高めるんだろう?
物事を自分で判断、決断すると責任感や自制心が生まれやすくなります。結果に対して自分で責任をもつ意識が芽生え、責任感から自分を律して行動しやすくなるのです。また、自分で考えて選択する習慣は、状況を踏まえて選択肢を見極める力も養います。

フリーランスになってからは、会社員時代よりも自制心や責任感が5倍くらいに増えた気がします。やっぱり自分で決めたことには気持ちが入りますね。
自分で判断したことは、たとえ失敗しても学びに繋がりやすく、修正する力が身に付きます。自主的に振り返りや改善を繰り返すことで、より自己管理能力が強化されるのです。
シングルタスクを意識する
「マルチタスクができる人、かっこいいなぁ」と思うことはありませんか?「マルチタスクができる=能力が高い」というイメージをもっている方も少なくないでしょう。ただ、自己管理能力を高めるうえでは、シングルタスクを意識することが実は重要です。

で、でも同時に色んなことができたほうが効率的にタスクをこなせるんじゃない?
マルチタスクは一見効率的に見えますが、実際には脳に負担がかかり、シングルタスクに比べて生産性が落ちやすいとされています。注意力が分散しやすくなり、ミスが増えたり、タスクが中途半端になってしまうことも。
調査では、マルチタスクによる生産性低下は40%に及ぶとも言われており、作業ミスが50%増加、IQの低下や判断力の低下、学習能力の低下といった弊害が生じるという指摘もあります。
引用元:ビジネスonIT|生産性が40%も低下する過度なマルチタスク|情シスの業務過多と人材不足を解消する方法(最終閲覧日2025年5月13日)

え、マルチタスクってめっちゃ効率悪いんですね…かっこいいと思ってたのに。
一方、シングルタスクは脳の注意を一つの作業に集中させられるため、思考がクリアになり、集中力を保ちやすくなります。結果的に生産性が上がったり、ミスを減らしたりできるのです。
一つの作業に集中することで、必然的に優先順位を付ける必要性が生まれ、時間も効率よく使えます。自己管理能力を強化していくためには、マルチタスクよりシングルタスクで計画性や時間管理を上手にしましょう。
日々の成果を振り返る
「日々の成果を振り返る」ことをしている人は、どれくらいいるでしょうか。日々のタスクや行動を振り返ることは、自己管理能力を高めるために重要です。自分の進捗や目標達成度を客観的に把握でき、必要に応じて計画や行動を修正でき、より高い成果につながります。

僕も日々の成果を振り返って、モチベーションを維持するようにしています。まぁもっと具体的に振り返ればいいんですけど、無理のない範囲で。
課題や改善点にも気づきやすくなり、自己認識や問題解決能力の向上にもつながります。日々の成果を振り返る習慣は、継続した成長や目標達成を支える大事な自己管理のひとつです。
自己管理能力を高めるうえで知っておきたい注意点とコツ

自己管理能力を高めることは、目標を達成したり、日々の生活に充実感を感じるために重要です。ただ、自己管理能力を高める際に注意すべき点もあります。ここで解説するポイントをおさえて、自分に合った方法やペースで自己管理能力を高めていきましょう。
完璧を目指し過ぎない
自己管理能力を高めることは、仕事や生活の質を向上させるために大切なことですが、一度に身に付けられるものではありません。自己管理能力を完璧に身に付けようとすると、仕事や生活の方法を一気に変えなければならない可能性もあります。

生活や仕事の仕方が一気に変わるのは、心身に大きなストレスになりそうですね。
ここまで、さまざまな自己管理能力の種類を挙げてきましたが、重要なのは「今の自分に特に足りていないものは何か」「目的のために必要なものはどれか」といった観点です。すべての自己管理能力を完璧に高めようとするのは、逆に挫折の原因にもなりかねません。

できることからコツコツ始めていくのが良いと思います。
これまで自己管理を意識してこなかった方は、上記のような簡単なものから始めるのがおすすめです。簡単な自己管理が継続できるようになれば、さらに大きな目標や長期的な自己管理につながっていきます。完璧を目指し過ぎず、必要なことを、できることから始めましょう。
休息も自己管理の一部と考える
「自己管理能力を身に付けた!」という意気込みは大事ですが、無理をし過ぎないことも同時に重要です。自己管理は継続的に行っていくものです。仕事や日常生活に変化が起こると、心身に負担がかかるものです。

「疲れてきた…」と思ったら、たまには思いのままに好きなことをするのも大事ですよ。僕もどうしても眠いときは、朝活をしないこともあります。
矛盾するようですが、「自己管理を緩めて休息すること」も自己管理のひとつです。効率や成果を求める気持ちも大事ですが、休息も自己管理の重要な要素ととらえて、たまには息抜きも意識的にいれましょう。
自分に合った方法を見つけてカスタマイズする
自分に合った方法で自己管理能力を高めていくことは大切です。自己管理の方法や効果的なアプローチは人それぞれ異なります。画一的なやり方では、自分に合わない方法が出てくることもあるでしょう。

すでにできていることや、どうしても「つらい」と感じることも出てくるかもしれません。
自己管理能力を高めるためには、次の観点で自分に合った方法を見つけましょう。
自己管理能力は自分に合った方法を選ぶことで、継続して成果を得やすくなります。毎日継続して、コツコツ自己管理能力を高めていきましょう。
ちなみに、自己管理に関する本で参考になるものを紹介しておきます。

研究データが豊富に載っていて、納得感をもって読める一冊です。「へぇー!初めて知った!」という驚きの事実もありました。
自己管理能力を磨いてより豊かで幸せな人生を
本記事では、次のような方に向けて自己管理能力の概要や高め方について解説しました。
本記事のポイントは次の通りです。
自己管理ができてくると体調を維持できたり、タスクを効率的にこなしたりできるようになり目標に近づきやすくなります。自分を律して行動することで、責任感や主体性も育まれるでしょう。

僕もフリーランスになってから自己管理を意識するようになりました。主体的に仕事の効率化を考えたり、規則正しい生活を送ったりするのは充実感がありますよ。
日常生活をそして人生を充実したものにするために、ぜひ本記事を参考に自己管理を始めて、目標に向かって歩み始めてみてはいかがでしょうか。
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